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地球の重さは?

5.97 × 10²¹トン1.32 × 10²⁵ lb

地球の質量は約5.97 × 10²⁴kg、トンでいえば約59.7垓トンです。厳密には「重さ」ではなく「質量」。地球は太陽のまわりを自由落下していて、支えて量ることができないからです。この数値は、重力定数Gを使って地球の重力の強さから求められています。

ほかのモノと比べると

地球の質量の推定値の移り変わり

現在(NASA)人工衛星の追跡と、重力定数Gの測定値から5.97 × 10²¹トン1.32 × 10²⁵ lb
キャベンディッシュ(1798年)密度は水の5.448倍。これに現在の体積をかけた値5.9 × 10²¹トン1.3 × 10²⁵ lb
シーハリオン実験(1774年)密度は約4.5g/cm³。これに現在の体積をかけた値4.87 × 10²¹トン1.07 × 10²⁵ lb

重さではなく質量

重さとは、重力によって物体が支えに押しつけられる力のことです。ところが地球を支えているものは何もありません。地球は1年かけて太陽のまわりを落ち続けていて、横向きに十分速く動いているので、太陽にぶつからずにいるのです。だから「地球の重さは?」への正確な答えは質量になります。NASAの地球ファクトシートでは5.9722 × 10²⁴kgで、このページでは5.97 × 10²⁴kgに丸めています。

トンに直すと約59.7垓トン、すべて数字で書けば5,970,000,000,000,000,000,000トンです。また、重力は双方向にはたらきます。地面に立つ体重70kgの人は約690ニュートンの力で下に引かれ、まったく同じ力で地球全体を自分のほうへ引き上げています。

惑星の重さはどう量る?

引っぱる力の強さを測ります。LAGEOS-1などの人工衛星をレーザーパルスで追跡すると、衛星が地球のまわりを落ちていく速さがわかり、そこから地球の質量と重力定数の積、GMが求まります。NASAのジェット推進研究所(JPL)が示す値は398,600.435507km³/s²で、精度は約10億分の2です。

これをGで割れば質量が出ます。3.986004 × 10¹⁴ m³/s² ÷ 6.67430 × 10⁻¹¹ m³/(kg·s²) = 5.9722 × 10²⁴kg。弱点はG自体で、その精度は約10万分の2しかありません。そのため地球の質量には約6 × 10²⁰kgの不確かさが残り、確かなのは最初の4〜5桁だけです。

キャベンディッシュと最初の測定

アイザック・ニュートンは、地球の密度は水の5〜6倍だろうと予想していて、これはかなり近い値でした。初めての本格的な測定は1774年、スコットランドのシーハリオン山で行われました。天文学者たちは、山の重力で下げ振りが鉛直からどれだけずれるかを測定。チャールズ・ハットンが計算した地球の平均密度は約4.5g/cm³で、約20%低すぎる値でした。

1797年から1798年にかけて、ヘンリー・キャベンディッシュはジョン・ミッチェルが考案したねじり秤を使いました。長さ1.8mの棒の両端に0.73kgの鉛の球を付けて針金で吊るし、そのそばに158kgの鉛の球を2つ置いた装置です。大きな球が小さな球を引く力は約1.74 × 10⁻⁷ニュートンで、0.0177mgのものの重さにあたり、棒は約0.16度ねじれました。ここから彼が得た密度は水の5.448倍で、現在の5.51より約1%低いだけでした。キャベンディッシュ自身はGの値を書き残しておらず、のちの科学者たちが彼の結果からGの値を導き出しました。

質量はどこにある?

ほとんどは地下深くにあります。鉄とニッケルでできた核は地球の体積の約15%ですが、質量の30%以上を占め、岩石のマントルが70%近くを占めます。海などの水は約1.4 × 10²¹kgで全体の約0.02%、大気全体は5.1 × 10¹⁸kgで、100万分の1にも届きません。

この大量の鉄のおかげで、地球は平均密度5,513kg/m³と、太陽系でもっとも密度の高い惑星です。質量も少しずつ変わっています。地球には宇宙のちりや隕石が年に約3万7000〜7万8000トン降ってきますが、水素を約9万5000トン、ヘリウムを1,600トン宇宙へ失っていて、差し引き年に約5万5000トン減っています。とはいえ、全体の不確かさに比べれば小さすぎて、気づけないほどの量です。

同じくらいの重さ

よくある質問

地球の重さは何トン?

約59.7垓トン(5.97 × 10²¹トン)です。キログラムでは5.97 × 10²⁴kgで、厳密には重さではなく質量の値です。

地球の重さを最初に量ったのは誰?

ふつうはヘンリー・キャベンディッシュとされます。1798年、ねじり秤で鉛の球どうしが引き合う力を測りました。1774年のシーハリオン実験のほうが先ですが、約20%ずれていたのに対し、キャベンディッシュの誤差は約1%でした。

地球は重くなっている?軽くなっている?

わずかに軽くなっています。毎年数万トンの宇宙のちりが降ってきますが、大気の上端から逃げていく水素とヘリウムのほうが多く、差し引きで年に約5万5000トン減っています。

地球の質量に大気や海は含まれる?

含まれます。この値は人工衛星が受ける引力から求めたもので、衛星より下にあるものはすべて入っています。空気は5.1 × 10¹⁸kg、水は約1.4 × 10²¹kgと、どちらも岩石や金属に比べればごくわずかです。

地球は月何個分の質量?

約81個分です。NASAの地球のGMを月のGMで割ると、比は81.3になります。

出典

  1. Earth Fact Sheet, NASA Space Science Data Coordinated Archive
  2. Planetary Fact Sheet, NASA Space Science Data Coordinated Archive
  3. Astrodynamic Parameters, NASA Jet Propulsion Laboratory, Solar System Dynamics
  4. Earth mass, Wikipedia
  5. Cavendish experiment, Wikipedia

最終確認:2026年10月2日

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