メガロドンの重さは?
61.5トン136,000 lb
全長約16mのメガロドンの体重は約61.5トン。ベルギーで見つかった背骨の化石をもとに2022年に作られた3Dモデルによる推定です。最もよく引用される数字ですが、実際に量ったわけではありません。完全な骨格は見つかっておらず、ほかの研究では約30トンから100トン超まで幅があります。
61.5トン136,000 lb
全長約16mのメガロドンの体重は約61.5トン。ベルギーで見つかった背骨の化石をもとに2022年に作られた3Dモデルによる推定です。最もよく引用される数字ですが、実際に量ったわけではありません。完全な骨格は見つかっておらず、ほかの研究では約30トンから100トン超まで幅があります。
| ゴットフリードら(1996年)、最大値ホホジロザメの体型で全長20.3mと仮定したサメ | 103トン227,000 lb |
|---|---|
| 島田ら(2025年)、最大値全長24.3m、細身の体型。モデルにより83.6〜104.7トン | 94トン207,000 lb |
| クーパーら(2022年)ベルギーの化石、全長約16m、ホホジロザメの体型 | 61.6トン136,000 lb |
| 島田ら(2025年)、同じベルギーのサメ全長16.4m、細身の体型。モデルにより26.9〜33.7トン | 30トン66,100 lb |
メガロドンの骨格は軟骨でできていて化石に残りにくいため、わかっていることのほとんどは歯と少しの椎骨から来ています。最も重要な化石の一つが、1860年代にベルギーで掘り出され、ベルギー王立自然史博物館に保管されている、1匹のサメの長く連なった椎骨です。椎骨の成長輪から、死んだときは46歳ほどだったことがわかっています。
2022年、ジャック・クーパーらは、この背骨のスキャンデータにメガロドンの歯のセットと南アフリカのホホジロザメの体を組み合わせ、初めて全身の3Dモデルを作りました。その結果、全長約16m、体重6万1560kg(約61.5トン)となり、このページではこの数字を使っています。
同じモデルからは、胃の容量がほぼ1万リットル、巡航速度が秒速約1.4m(時速5km)、1日に必要なエネルギーが約9万8175kcalという数字も出ました。大人のホホジロザメの約20倍です。全長8mまでの獲物なら丸飲みでき、そうした食事1回で2か月ほどもったかもしれません。
クーパーのモデルは、メガロドンがホホジロザメのような太くてずんぐりした体型だったことを前提にしています。島田賢舟が率いた2025年の研究は、これほど大きなサメがそこまで太い体だと水の抵抗が大きくなりすぎると指摘し、メガロドンはもっと細身で、レモンザメに近い体つきだった可能性が高いとしました。
その細身の体型で計算すると、ベルギーのサメ(この研究では全長16.4m)の体重はわずか約30トンで、クーパーの数字のおよそ半分です。クーパーはナショナル ジオグラフィックに対して、細身説は「よく言っても暫定的」だと話しています。同じ個体でも、信頼できる推定のあいだで2倍の差がある。まだ決着はついていません。
全長の推定のほとんどは歯から出されています。1996年、マイケル・ゴットフリードらは知られている最大の歯をホホジロザメの比率で拡大し、全長15.9m、最大で20m近く、体重は最大約103トンになりうるとしました。その後、島田(2019年)は別の方法で、最大の歯でも全長14.2〜15.3mにとどまるとしています。
2015年にカタリナ・ピミエントとミーガン・バルクが544本の歯を調べた研究では、メガロドンの多くは全長10〜10.5mほどで、推定値は2.2mから17.9mまで幅がありました。2021年にはビクター・ペレスらが、1本の歯の高さではなく歯列の幅の合計を使い、最大級の個体を約20m(誤差は約3m)と推定しています。
2025年の島田らの研究はさらに先へ進みました。デンマークで見つかった椎骨はベルギーのサメの最大の椎骨より1.484倍大きく、その持ち主は全長約24.3m、細身の体型なら体重約94トンになります。著者らはこれを典型的な大きさではなく、今ある化石から考えられる最大の大きさとしています。また、生まれたばかりのメガロドンでもすでに全長3.6〜3.9mあったと推定しています。
2022年の3Dモデルでは、全長16mのメガロドンは約61.5トン(6万1560kg)です。2025年の細身説の研究が示す最大の個体(全長24.3m)なら、約94トンになります。
いいえ。NOAA水産局によると、シロナガスクジラは最大で全長約33m、体重約150トンで、61.5トンのメガロドンの2倍以上です。考えられる最大のメガロドンの94トンという推定でも、大きなシロナガスクジラには遠く及びません。
NOAA水産局によると、ホホジロザメは最大で全長約6.4m、体重約2トンです。61.5トンのメガロドンは約30倍重く、全長は2.5倍ほどでした。
映画のメガロドンは全長20〜25mほどで、多くの研究者が考える典型的な大人の大きさより大きく描かれています。2025年の24.3mという推定は1個の椎骨から出した最大の可能性で、ほとんどのメガロドンは10mに近かったと考えられます。
ロバート・ボーセネッカーが率いた2019年の研究では、約360万年前より新しい信頼できるメガロドンの化石は見つからず、これまでの考えより100万年早い絶滅とされました。新たに現れたホホジロザメとの競争が、絶滅の一因になったのかもしれません。
最終確認:2026年10月2日